部屋を片付けられないのは、心に理由がある。
という視点から書かれた本。
会話文が多くてさらっと読めます。
断捨離とか、ミニマリストを見ててこんなに部屋にものは必要ないと思いちょこちょこ部屋のものを減らすようにしてきました。
でも溜め込むのって、心の問題が大きくかかわっているっていうことがわかる。
この本はケース4までの4人のそれぞれの片づけられない人たちの家族が見かねて片付け屋:大庭十萬里に相談し、
片づけの方法を原因を探りながら直していく、というお話。
タイトルに惹かれていたけど人気があってやっと読めました!
ケース1ではプロポーズされた相手(妻子持ちで近々離婚する、と言っている)・・・この他人中心で生きてきた主人公が片付けられない理由を探っていきます。
部屋を見渡すと、その相手が好きなもの、相手が好きだと言ってたもの、自分の気持ちは無視して、無理して買ったものとか。
そんなものばかりの中で生活していました。
一歩引いて、外から自分を見直したときにどれだけ自分が相手の好きなものだけに囲まれて暮らしていたかということがわかり・・・。
という感じです。
その辺を見ると、自分の好きな厳選したものだけに囲まれて生活すると心も満たされるんだなぁと思いました。
その後ろ、ケース2~4では、
妻に先立たれた旦那さん、
昔からある豪邸に住むおばあちゃん、
息子を交通事故で亡くした母親、
の話。
特にケース3の豪商の館のおばあちゃんの家。
一見キレイそうなのにあるわあるわ・・・。
思わず、我が家とも比較して考えちゃいました。
今は昔と違ってストックや万が一~になったら、という考え方は必要ない。
スーパーを冷蔵庫だと思うようにする、とか。
コストコや業務スーパーが流行ることで人数に比例しないような量を買いがちです。
我が家もそのうちの一つ。
買いすぎが溜め込む元になるので必要なものを、必要なだけ買うようにしていきたいなぁ、と考えさせられる話でした~
収納場所が多いと便利だけどどこに何があるかわからなくなりがち。
さて。片付けしよっと。