フェイシャルのお客様で、

パラベンが入っている化粧品はダメみたい。
とおっしゃる方がいらっしゃいました。
パラベン・・・防腐剤だよね・・・。
肌にどう危険なのか、パラベンがどんな存在なのか、確認してみることに~。
パラベンって?
wikiから抜粋~
パラオキシ安息香酸エステル(パラオキシあんそくこうさんエステル、para-hydroxybenzoate)は、主に飲料向けの防腐剤として使用されているが食品・医薬品あるいは化粧品の防腐剤成分名として掲示する場合に、製品に複数種含まれるパラオキシ安息香酸エステルを総称してパラベン(paraben)と呼称される。
とのこと。
化粧品って、防腐剤入ってないと腐っちゃう。
化粧品には、カビや細菌が好む成分が多かったり
ふたを開けて空気にさらされたりすることで
微生物が入ったり、酸化したりしてしまい、
その結果中身が変質して肌につけるとトラブルのもとになってしまいます。
化粧品に入っているパラベンは5種類。
殺菌力が高い順に並べると、
イソブチルパラベン>ブチルパラベン>プロピルパラベン>エチルパラベン>メチルパラベン
です。
その中でも、化粧品に使われているのは
エチルパラベンとか、メチルパラベン。効果が穏やかで肌への刺激がないもので、少ない量で高い効果が期待されています。
80年以上前から使用されていて、効果や安全性についての情報がたくさんあるため、良く化粧品に使われています。
パラベンアレルギーっていうものがあるらしい
調べていくにつれ、知った単語がコレ
パラベンアレルギー というものがあるそうです。
パラベンで肌トラブルを起こす人は1000人中2~3人らしいんですが、アレルギーとして発症されてしまう方もいらっしゃるよう。
なんでパラベンがこんなに取り上げられてるの?
化粧品類を見ていると、○つのフリー!!とか、○○無添加!とかって表示されているのをよく見かけますよね。
パラベンフリー!/ パラベン無添加! も、よく聞きます。
なんでそんなにパラベンないことを化粧品はアピールしてるんでしょうか…
パラベンという成分は表示指定成分として、指定されていました。これはパラベンアレルギーの方にとって入っているか入っていないをみわけるためわかりやすくなっているんですが、それを

パラベンが入ってる⇒危険な成分!!
と、誤解している方が多いとのこと。ですが、実際パラベンはアレルギーの方以外には危険な成分ではないとのこと。
ただ、化粧品会社も
パラベンが危険な成分なんだ!
と思っている方々に
パラベンフリー とうたった方が安心感が出るため書かれているのだとか。
パラベンフリー=防腐剤無添加ってことでもない
パラベンは、防腐剤の役割をする、と書きました。
ってことは、パラベンフリーって、防腐剤入ってないってこと?
・・・無添加~なんていってても、それじゃ化粧品腐ったり、傷んだりしちゃいますよね。
基本的に化粧品は
未開封で 3年 開封してから 半年~1年 で使い切ること。
パッケージに使用期限が書いていない限り、この期間は持つはずなので違う形で防腐剤が入っている、ということになります。
パラベンの代わりになる防腐剤の成分は:
- フェノキシエタノール
- 1,3-ブチレングリコール
- アルコール
- 安息香酸Na
- デヒドロ酢酸Na
- ヒノキチオール
・・・といった成分が、防腐剤の役割を担っています。
パラベンに敏感なお客様には・・・
ここまで書いてきて、パラベン自体が、アレルギーの方でない限りそこまで危険なものではないことはわかりました。
ですが、
使用している化粧品にパラベンが入っているかどうか、というのはお客様からしたら大事な問題です。
ということで、扱っている化粧品にパラベンが入ってないか調べたところ、入っていませんでした。

パラベンが入っていない化粧品を使っています。
ということで安心されたよう。ただ、アレルギーか、ということを病院へ行って調べたわけではなく別のサロンで パラベンがよくない、といわれたとのこと・・・。
防腐剤全般がダメだとしたら、使える化粧品が限られてきちゃいますよね。
ただ、パラベンが入ってない=安心する という構図は少なからず持っている方がいるということも事実です。
詳しく調べ出したら成分の世界も奥が深すぎて大変だけど、
上手く付き合っていけるようにしたいものですよね。