
生理前になると、気分が不安定になったり泣き出したり、イライラしたりするなぁ・・・
・・・こんなこと、起きたりしませんか?
生理前だと、PMS(月経前症候群)の症状が多いですが、
今回初めて PMDDという月経前不快気分障害というものを知ったので、ご紹介します!
きっと、あてはまる人もいるかも・・・?
月経前不快気分障害とは?
月経前不快気分障害(PMDD)は、DSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル)で定められている、うつ病や気分変調症(慢性の軽うつ)などと同じ分類にあたる抑うつ障害群の一種です。
症状の発現する時期に特徴があり、月経の始まる7〜10日前くらいに精神症状が発現します。その症状は激しく、生活に支障をきたすほどです。しかし、月経が始まると速やかに症状が軽減し、遅くとも月経が終わって一週間で症状がなくなります。このように月経周期に合わせて発現する精神症状を呈する疾患は、月経前不快気分障害(PMDD)以外に存在しません。
また、月経前不快気分障害(PMDD)のような症状がみられても、日常生活に支障がなければ、診断はつきません。
症状は多岐にわたる・・・
精神状態は:
例えば、
- ささいなことでイライラする
- 暴力を振るう
- コントロールができないくらい激しい怒り感情をあらわにしてしまう
- 悲しくなる、涙もろくなる
- 気分が落ち込む、絶望感がある
- 不安や緊張を感じる
- 自己否定感や孤独感が強くなる
- 何もやる気がしない
- 周りに八つ当たりしてしまう
- 普段とは人が変わったようになってしまう
これらのことを、 易怒性(いどせい)というそうです。
身体症状も:
精神状態が主のようですが、
- 疲れやすくなる
- 不眠/過眠になる
- 乳房やお腹が張る
- 身体がむくむ
- 頭が重い/頭痛がする
- 便秘
これらだけを見ると、PMSと症状は似ていますよね。
身体に起きる症状に、さらに精神的に不安定になった状態といった感じです。
PMDDは他の病気とも勘違いされやすい
似たような症状として、
- パーソナリティ障害
- うつ病
と似ているそうです。
パーソナリティ障害は、
性格の著しい偏りによって生じる困難のために日常生活に支障が出てしまう
うつ病は、
いつも憂鬱に感じていて、好きなことさえ落ち込んじゃってできない状態
ですが、
PMDDは、生理前限定なので 生理になってしまえば
症状が治まってケロッとしているとのこと。
基本的に生理周期も正常だということ。
どんな人がなりやすい?
ホルモンバランスによっておこる、産後うつの既往歴がある方
ピルを飲むことでイライラしたり、精神的に不安定になってしまったりする方
ホルモンバランスの影響で過剰反応してしまっているとのこと。
ストレスも影響している、とのことです。
もしかしたら、私もそうかも・・・?と思ったら、こちらのチェックシートやってみてください。
セルフケアするには
病院にかかって、薬をもらうのもいいですが、メンタルならば
- ストレス
- 生活習慣
を見直すことで、変わるかもしれません。
- 睡眠
- 食事のバランスに気をつける
- カフェインを控える
- 適度な運動をする
- 身近な人には、PMDDかもしれない、とどんな症状なのかを伝えておく
などができそうですね。
使える精油はある?
イライラには・・・お花の香りが対応してくれます
- カモミール
- イランイラン
- ローズ
- ゼラニウム
ゆううつだったり情緒不安定には
- ベルガモット
- ネロリ
- ラベンダー
- メリッサ
- ローズ
華やかな香りが気持ちを落ち着けてくれます。
芳香浴で焚いてもいいし、
自分をいたわってセルフケアのためにトリートメントオイル作ってボディクリームの代わりに塗ってもいいし・・・
精油の力を借りて精神状態を落ち着かせましょう。
まとめ
PMSはメジャーな症状として広く知られていますが、
PMDDはあまり広まっていない気がします。
その分、生理前だけこんな症状になってしまってつらい方も多いはず…
あまりにつらいようなら病院に行きましょう!
そして精油を上手に活用してうまく付き合っていきましょう。
