小さいころから習いたかったのに、
諸事情ありまして念願かなって習い始めることになったのは
社会人になってから。
それも地元の講座で、当時は人気があり
定員オーバーでなかなか当選できないような状態。
(毎年同じ人が何年も続けているっているのを聞いているので職員の人が裏で抽選と言っておきながらメンバー操作している気はしますが)
外れること2年。
念願かなって3年目にやっと参加することができました。
当時は月に2回の隔週講座で、
夜間のクラスだったため仕事帰りに来ている方も多く
20代から70代が和気あいあいと学んでいました。
私が教わったのは「裏千家」
茶道にも、流派がありますが私が習ったのは
裏千家。
地元の講座なので、淡交会に入会とかしているわけでもなく
ただ、2週間に1回お点前を習ってお茶を飲んで楽しみましょう、
というような集まりでした。
右も左もわからないところから初めて・・・。
知らない言葉だらけで1回聞いても覚えられず。
表千家はこうなのよ、なんて余計な情報入れられた日には
頭が混乱し
てんてこ舞いでした
いつからか、隔週から月一になってしまい・・・
いつしか、教室は別の建物での実施となり
仕事帰りに来ていた方々もやめてしまい
今では私(30代)が一番下、
次に若い方(!?)が68歳、
そこから
70~80代となっています。
今も月一で開催されていますが
皆さんお年を召された方ばかりなので
コロナのことを考えていくのを控えていますが
せっかく新しいことを学んでも
次に行くころには忘れてしまっていたり、
お点前が変わってしまって違うやり方でやらなきゃいけなかったり。
何回やってもうまくできた、という実感はなく
違う、そうじゃない、と訂正されることが多い世界。
私たち、ただお茶をのんでしゃべりたいだけなのにね。
という生徒に対しての
先生の熱量との差。
なんだかなぁ、と思うこともしばしば。
3月で1年のお稽古が終わり
4月は次の年度の講座長を決める月。
行ってしまえば一生懸命になってやるけど
行くまでに、気が乗らない・・・そしてコロナ。
ちょうどいま、来年も続けますか?と聞かれて
悩んでいます。。。(ここまで長っ
なので、なんでか?を前に書いた記事を元に考えていきたいと思います。
【習い事】大人が行きたくない・・・と思ってしまうのはなんで?
やる気がない
いままで月に2回あったんですが1回になってしまい、歳のせいか(年齢は言い訳のような気もするけど)覚えたことを忘れてまた一からやり直しなことにやる気を失っているのかも・・・?
成長を感じられない
私にとっては先生の茶筅通しの仕方などは

これにはコツがあるのよ、こーやってこーやって・・・
ほら、やってみなさい。
と、テキストに書いていないことを教えてもらえ、できた時にはうれしいものですが・・・
まぁ、しょっちゅうそんなことが起きるわけでもなく。
『もう、あなたたち何回私が教えてると思ってるのよ。』
とため息つきながら口調がきつくなることがあるので
性格的に苦手な方は苦手とするかも?
先生も細かいことを厳しくいってるってことはわかっているとおっしゃってたけど、理解してもらえないこともあるのかも・・・。
前の先生が、
『のんびりお菓子を食べながらお茶でも飲んで楽しみましょう♪』
っていうスタンスの方だったのでなおさらその気楽さがなく、ピリピリした空気だからなのかなぁ、とも思います。
通うのが面倒
近い、すぐそこ、の距離でもなんでか面倒に感じちゃうことも。
行っちゃえば楽しいのにねー・・・と。
コロナで家にずっといる、っていうのは影響しているかも。
わざわざ夜にまた出かけていく、という感覚になっているのかも。
一緒に習っている人が苦手・先生が合わない
習い事をしているとコミュニティができますよね。
いい人なのはわかるけど、癖がある人・・・確かにいる。
でも、その方が苦手って程ではないのでそれは違うかも。
先生も上記のとおり、スパルタですが(本当、人によっちゃあの手の先生は苦手だと思う)私は大丈夫なのでこれも平気。
(おまけ)お稽古で私が学んだこと
こうげばちるのしゃくもんにしき。
もぅ、なんだか呪文みたいだよ・・・。
返りながらずっと呪文のように呟いてました。忘れなかっただけすごい・・・私←自画自賛。
濃茶の、お仕覆の切地の名前なんだけど・・・
検索してみると
正倉院にたどり着きます。。。
こうげばちるのしゃく、とは漢字で 紅牙撥鏤尺
と書き、儀式に用いられていたそうです。
天平時代に用いた一尺の物差し。象牙を染め、その表面を彫って文様をあらわしている。寸の目盛りしかなく儀式用と考えられる。国家珍宝帳所載の品で、赤漆文欟木御厨子に納められていた。
https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures/?id=0000010034&index=21より
撥鏤(ばちる)とは、象牙の掘り細工のひとつ、だそうです。
呼び方がいろいろあるのかな・・・?こちらのサイトでは
こうげばちるじゃくもんにしき となっていました。
赤の地色に、蓮華の上に鳳凰や、鴛鴦、尾長鳥、飛鳥を経列に規則正しく配し、また、間に意匠化した花卉などを置いています。名称の「紅牙揆鏤尺」とは、正倉院宝物の一尺物差しのことで、象牙を染め、表裏に文様を彫りあらわしたものです。その装飾の美しさから、実用物というよりは、儀式用であったと思われます。その「紅牙揆鏤尺」の表裏の文様を錦にした裂です。
http://www.so-bien.com/kimono/%E6%96%87%E6%A7%98%E3%83%BB%E6%9F%84/%E6%AD%A3%E5%80%89%E9%99%A2%E7%B4%85%E7%89%99%E6%8F%86%E9%8F%A4%E5%B0%BA%E6%96%87%E9%8C%A6.htmlより
お茶の世界は本当に奥が深い…。
横にどれだけ広がっていくか…
焼き物・塗り・お軸・茶花・裂地などなど・・・
アロマも似ていますよね。
ハーブ・フラワーエッセンス・星占術・香水・・・・とかとか。
人生の中で、時間をかけてどれだけを知れることができるんだろうか。
そんなことを考えながら、お稽古の復習でもしようかな~と思うのでした~。
来年度の更新については、もう少し考えよ…。