解剖生理学って、授業でも結構な時間を占めていて
それでいて、授業の内容が濃くて速いんですよね。
今回は、医学博士で鍼灸師の作者さん野溝明子さん著の
『セラピストなら知っておきたい解剖生理学』をご紹介。
学校での授業でも先生がスライドで移す資料にこの本に載っているイラストが使われていたので、やはり先生としてもこちらの本はおすすめなんだと思います。
セラピスト目線での解剖生理学なので、さらに身近に感じられます。
2011年に出版された本ですが、今でも全然役に立ちます!
図書館で借りて延長に延長をして勉強していたので、一部ぼかしていますがご容赦くださいっ。
セラピストなら知っておきたい解剖生理学
こちらの本は、身体を知るうえで疑問に思うことをトピックとして、そこから
本来はこうなるべきなのに、こうなっちゃってるから異常が起きてるんですよ
というような仕組みと原因についても書かれているのでわかりやすいです。
からだのキホンについて学ぶ
1章は体の基本構造について学びます。
一見、普通の解剖生理のテキストと同じじゃないの?
と感じますが・・・
わかりやすいイラストと、太字で大事な箇所は書かれているので文章で見るよりも理解が早いです。

IFAアロマセラピストを目指している生徒さんなら、ポートフォリオを書くときにこの本のイラストはとても参考になります。
例えば、
リンパとは何か? とか
大脳のしわが担当していること とか
おいしいね、いいニオイ とか。
タイトルでさえ、入りやすいですよね。
カラダの悩みを医学の目で診る
セラピストは医者ではないので診断や治療はできません。
でも、解剖生理を知ることでどんな仕組みでその主訴が来ているのかがわかってきます。
むくみとは何か?というトピックがありますが、これは
前の章の『リンパとは何か?』という仕組みをわかっていないと
理解ができません。
コンサルテーションをしているとお客様に

リンパってそもそも何なの?
とか、聞かれることもありますよね。
そんな時自分が理解していないと答えることができません。
この本ではわかりやすく書かれているのでとても理解しやすいです。
ほかにも・・・
- 腰痛
- 良く眠れない
- 冷え性
- 便秘
- 貧血
などなど・・・日々のクライアントさんの悩みに直結するような内容が載っています。
もっときれいに、もっと元気に暮らすために
最後の章では、セラピストとして
もっときれいに、もっと元気にするためにはどんなお手伝いができるか?
ということについて触れています。
実技の授業で実践しながら教わる内容と似てますが、
皮膚はやさしくトリートメントしていき、
筋肉にはある程度の力で行う、ということです。
例えば、
ふくらはぎのトリートメントを行う場合:
下腿三頭筋は、腓腹筋が上についていて、その下にヒラメ筋があります。
腓腹筋を緩めないと、その下のヒラメ筋のコリは取れない。
とか。
ほかにも、
- 骨を丈夫にするには
- 猫背を治して姿勢良くする
- 身体の毒を出す
などについても書かれています。
まとめ
コンサルテーションの練習などをしている時にふと、きかれる質問に
ちゃんと答えることができず、自信ないまま~

ってことだと思うんです、たぶん・・・汗
と、あさっての方向を向きながら答えていたことがありました。
この本を読んでから、
こうやって説明すればいいんだ! と、
ポートフォリオに役立つかも!
と、思い、とても助けられました。
なので、もし、もっとわかりやすい解剖生理の本ないかなー?と探している方がいたらぜひ読んでみてください!
きっとあなたの役に立つはず!