春ですね…。
今日は日中も温度が上がるようで、桜の開花も一斉に進んでますね!
そんななか、精油にもサクラにまつわる香りがあるって知ってますか?
数年前に、まるで桜餅の香り、と人気になった香りがあります。
この時期に精油を売っているお店に行くとおススメに置かれてたりします。
まるで桜餅のかおり・トンカビーンズ
トンカビーンズって?
トンカビーンズは、名前の通り、トンカという名前の木の種を乾燥させたものから抽出したものです。
種の部分は黒い皮で覆われています。
トンカという気は中央~南アメリカ原産のマメ科の植物で高さ30Mまで成長してピンクの花を咲かせるそう。
30mって・・・結構高い木ですよね。
昔はタバコの香りづけとして使われてきましたふぁ、合成香料が出てきて、コストダウンの関係で今はトンカビーンズはつかわれていないそうです。
オイル自体はとても粘着性があるアンバーや黄色っぽい色をしています。
トンカビーンズはお菓子や香水にも使われている
このトンカビーンズの香りは桜餅に似ているともいわれますが、バニラやキャラメルのような甘さも併せ持っています。
また、お菓子の香りづけとしても売っており、バニラビーンズや桜の香りにシナモンやアニスを加えたような香りは、ムースやガナッシュ、クリームブリュレ軟化の香りづけとしても使われています。
重みのある香りなので、精油のブレンドではベースとして使われます。
トンカビーンズは、香水にも使われています。
ヴェルサーチの エロス オードトワレ や
シャネルのNo.5やNo.19
Dior Addict など・・・
トンカビーンズの主成分:クマリン
この精油の成分のほとんどは クマリン と呼ばれるもので、タバコの香りづけとしてだったり、お菓子の香料としても使われていたり、精油というより香料として使われてきたそうです。
このクマリンは、明日葉やパセリ、シナモンなどにも入っている成分で、香りの強い野菜や果物にも含まれています。
クマリンは
抗酸化物質で、活性酸素の除去してがんや心臓病や生活習慣病の予防にも役立ちます。
殺菌作用のほかに、
去痰作用
殺虫作用
抗血液凝固作用
ホルモン様(ホルモンと同じような働きをする)
などの作用もあります。

血液に関する治療としている方・光感作・肝毒性・妊娠中・幼児・高齢者は使用を避けましょう。
相性のいい精油
トンカビーンズは重みのあるベースの香りと言ことなので、
フランキンセンス
ラベンダー
ジャスミン
バニラ
サンダルウッド
柑橘系全般
などが、合わせるのにいいと思います。
まとめ
身体的な作用もありますが、主に香りを芳香浴で楽しむということが一般的です。
春の香りのブレンドの一つに、
トンカビーンズ、使ってみてはいかがでしょうか?